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頻尿・尿漏れ-更年期以降の口に出しにくいお悩みも鍼灸で
2024.05.16
先日、口に出しにくい身体のお悩みとして便秘の記事を書いて
他にもあるな…と思いまして。
それは、ズバリ 頻尿・尿漏れの排尿障害に関するお悩み。
40代頃から気になる方もいますが年齢を重ねるに連れて増える傾向で
高齢の方になると夜間頻尿で良く眠れないなど不眠の問題や
暗い中トイレに行くことで転倒リスクに繋がりより深刻になります。
頻尿は過活動膀胱で見られる症状で
加齢にくわえて女性は閉経・更年期で女性ホルモン減少により
膀胱の異常な収縮で溜められる尿量が減ることで
膀胱に尿が十分溜まっていないのに、強い尿意を感じるため
仕事中でもトイレが気になったり、水分摂取を控えめで過ごす方もいるようです。
女性の尿漏れの多くは腹圧性尿失禁で
産後に一時的になる他、閉経・更年期で女性ホルモンの減少による
骨盤底筋のゆるみが強くなり膀胱や尿道が支えられなくなることで突然起こり、
くしゃみや重いもの持ち上げたりして腹圧がかかったら…というお話も耳にします。
そして、トイレに間に合わなくて漏らしてしまう頻尿と失禁が合併することが多いです。
あと、少し異なりますが妊娠中では子宮が大きくなり膀胱を圧迫することにより
妊娠後期では頻尿・尿漏れのお悩みが出てきます。
当院ではまだお悩みを伺ってはいないのですが
私の経験上ですが便秘よりも初診時に伺う機会はなく
何度か通って慣れてきた頃に「実は、…」と切り出されることがほとんどです。
そんなときには、「早く言ってくだされば…」と言いながら、
柔軟性がなくなってきた膀胱に働きかけ、排尿に関わる神経へ刺激する鍼灸施術を
行っています。
骨盤底筋群も鍛えたほうがいいですが、鍼灸施術でトイレの回数が減ることにより
生活の質が変わったと明るい声も聞くこともありました。
気になる方はご相談お待ちしております。